キックボクシングを始めたての方で、ボクシンググローブの購入を検討している人もいらっしゃるのではないでしょうか。グローブの種類は「パンチンググローブ」と「オンスグローブ」の2種類でそれぞれ用途が異なります。
ここではグローブは何を選んでいいかわからない人に向けてグローブ選びのポイントを解説します。
グローブの主な種類
キックボクシングのグローブには「パンチンググローブ」と「オンスグローブ」の2種類があります。主な違いはグローブの中に詰まっている綿の量です。ここでは、それぞれのグローブの用途の違いについて解説します。
・練習用の「パンチンググローブ」
女性や初心者に向いているボクシンググローブです。グローブ内の綿の量が少なく、薄くて簡易的な作りです。そのため、初心者でもパンチが的（ミット）に当たっている感覚が掴みやすく、正確なパンチの技術を身につけるのに適しています。価格も安いので、激しい練習で損傷してもあまり気になりません。
また、パンチンググローブにはさまざまなタイプがあるため、好みや用途に応じて選ぶ必要があります。まず、手首の固定部分の違いですが、「ゴム」と「マジックテープ」の2つのタイプがあります。ゴムは着脱が簡単ですが、フィット感がなく、長く使うことでゴムに緩みが出やすいです。一方、マジックテープの場合は、自分の手首に合わせてテープの位置を調整できるのでゴムに比べてフィットしやすいでしょう。
他にも、「親指付き」と「親指カット」のタイプがあります。これは次の章で詳しく解説します。
・本番用に「オンスグローブ」
主に試合を想定した作りになっているのがオンスグローブです。自分の拳と相手をケガから守るためにグローブ内の綿の量が多くなっています。8～16オンスに分かれていますが、8～10オンスであれば練習にも使うことができ、サイズも小さいので初心者の女性でも使用可能です。
手首の固定には「ひも」と「マジックテープ」の2つのタイプがありますが、ひものタイプは自分一人では着脱が難しいので、初心者の方には着脱が簡単な面ファスナーがおすすめです。
グローブを選ぶときのポイント
グローブを選ぶ際には他にもポイントがあります。
・素材の選び方
グローブの素材には本革と合成皮革の2つがあります。本革は少し高価ですが丈夫で長持ちするので、長期間にわたってキックボクシングを楽しみたいという方におすすめです。
合成皮革は本革に比べて価格が安く、お手入れの必要もないので扱いやすいのが特徴です。。しかし、3年程度使うと表面がポロポロと剥がれてきてしまうことがあるため、注意しなければいけません。
・デザインと色の選び方
メーカーによってグローブのデザインや色はさまざまです。メーカーのロゴが大きくデザインされたグローブや、女性らしいカラフルな色のグローブがあります。
見た目を重視してグローブを選ぶことはモチベーション維持にもつながるので、いろいろなグローブを比較し、気に入ったものを使用しましょう。
・グローブの親指が出ているか
パンチンググローブには親指が出ているタイプとそうでないタイプがあります。親指が出ているタイプの場合、フックをした際に痛みを感じたり爪が割れたりすることがあるので、初心者や爪を伸ばしている女性は、親指が隠れたタイプのグローブを選ぶのがおすすめです。
・手首の固定方法について
キックボクシング用のグローブは、手首の固定方法として「ゴムタイプ」「ひもタイプ」「
マジックテープタイプ」の3種類あります。
ゴムタイプは着脱が簡単ですがフィット感がなく、ひもタイプは着脱が面倒なので余程の理由がない限り選ばないようにしましょう。マジックテープタイプは他の2つより簡単に固定しやすいので初心者向きです。
分からなければレンタルなどを使ってみる
自分では選べないという人は、レンタルグローブを利用するのもよいでしょう。
・ボクシンググローブはレンタルしているジムも多い
最近のジムは、基本的に初心者でも扱いやすいグローブをレンタルしています。そのため、最初からグローブを買う必要はありません。また、ジムのインストラクターに相談すれば的確なアドバイスをしてくれるため、グローブを購入する前に相談することをおすすめします。
・まずは使ってみて購入を検討するのもよい
キックボクシングのグローブは種類が豊富にあるので、レンタルを利用していろいろなグローブを実際に使ってみましょう。そうすれば自分好みのグローブを選びやすくなり、購入しても失敗することがありません。
まとめ
キックボクシングのグローブ選びのポイントはお分かりいただけたでしょうか。まずはジムでグローブをレンタルし、デザインや機能性を店舗のグローブと比較してから選ぶのがおすすめです。きっとあなたにぴったりのグローブを見つけることができるでしょう。
