「キックボクシングに興味があるけど、手や足が痛いのではないか?」と不安な方や「キックやパンチはすごく気持ちよさそうだけど、痛いのはイヤ」という方、必見です!
どんなときに痛いと感じやすいのか?キックボクシングの痛み対策は?などの疑問にお答えします。痛みと上手につきあって、無理なく楽しく運動習慣を取り入れましょう。
痛いと感じやすいキックボクシングのトレーニング
キックボクシングを始める前に知っておきたい、痛みを感じるケースのあるトレーニングについてご紹介します。
ミット打ち
ミットに向かってパンチを繰り返すミット打ちは、トレーニングの基本です。しかし、いきなりミット打ちを長時間行うと、拳や手首に負担がかかり痛みが出ることもあるでしょう。正しいフォームで、正しい位置にパンチを打ち込むことを意識した、短時間のトレーニングがおすすめです。
またミット打ちをする際は、拳や手首を守るためにバンテージという布を巻くことも忘れてはいけません。バンテージを使って自分の手の弱い部分を守り、痛みを軽減させましょう。
サンドバッグ
キックなどのトレーニングに使うサンドバッグは、中に大量の布が詰められているので非常に硬いです。そのため、最初のうちはキックをすると脚が痛くなったり、すねにアザができたりすることもあります。
それでも、正しい蹴りをマスターしてトレーニングを続けていくうちに脚も強くなっていくので、少しずつ練習量を増やしていくようにしましょう。
スパーリング
相手と向かい合って対戦する形式で行うスパーリングは、けがや痛みなどのリスクが高いトレーニングです。
本格的な競技のトレーニングとして行うものであり、健康維持やダイエットを目的とするフィットネスジムではあまりスパーリングをすることはありません。
痛くないキックボクシングのトレーニング
キックボクシングのトレーニングは、痛みのあるものばかりではありません。ミットやサンドバッグを使ったトレーニングをより効果的に行うためにも、痛みのないトレーニングでしっかり筋力アップをすることが重要です。
シャドーボクシング
正しいフォームを確認したり、ウォーミングアップしたりするときに欠かせないのがシャドーボクシングです。最初はトレーナーにフォームを見てもらいながら行い、正しいキックやパンチを身に付けます。慣れてきたら鏡を見ながら自分でパンチやキックを行い、正しいフォームができているかを確認しましょう。実際に殴ったり蹴ったりしないので、拳や脚が痛いときでもトレーニングができます。
縄跳び
キックボクシングを行うためには、体力や筋力が必要です。そのために行う基礎練習の一つに縄跳びがあります。
実際にパンチやキックをする前のウォーミングアップとして、縄跳びはとても効果的です。また広いスペースや大きな道具が不要なので、ジム以外でも日常的に取り入れられるトレーニングでもあります。
筋トレ
パンチやキックに耐えられる筋力をつけるために取り入れたいのが筋トレです。しかし、筋トレもやりすぎると筋肉を痛めてしまうことがあるので、トレーナーのアドバイスを受けながら行いましょう。また、拳や脚が痛いときに筋トレをすると、痛みが長引いてしまうことがあるので、無理をするのは禁物です。
キックボクシングの痛み対策
では、キックボクシングをしたいけれど拳や脚が痛くて困る、というときにはどうすればよいのでしょうか。ここからは、その対処法をご紹介していきます。
痛いときの対処法
痛みがあるときにそのままトレーニングを続けるとけがにつながるリスクがあるので、まずはトレーニングを中止しましょう。痛みのある部分は炎症を起こしているので、その部分をアイシングスプレーや氷のうなどでアイシングします。早めに患部を冷やすことで重症化しにくく、治りも早くなります。
サンドバッグで足が痛いとき
サンドバッグを蹴る際につま先や足首で蹴ってしまうと、捻挫や突き指をする危険があります。そのため、サンドバッグはすねを使って、脚とサンドバッグの角度が90度になるように蹴りましょう。正しいフォームでも痛みがあるという場合には、すね当てを使ってサポートすると痛みが少なくなります。
バンテージで痛みのリスクを軽減
バンテージは拳や手首を守るための布で、プロのボクサーやキックボクサーも使用しています。キックボクシングを始めたばかりだと、パンチの当て方が不安定だったり筋力がなかったりするので、けがや痛みを防ぐため、初心者でもバンテージを使うことをおすすめします。
まとめ
キックボクシングでは、パンチやキックという日常では行うことがない動きをするので、手や脚に痛みが出ることもあります。そのため、特に最初はトレーナーのアドバイスを受けながら行うのがおすすめです。正しいやり方やフォームをマスターして、楽しくキックボクシングを続けましょう。